Case.07 お腹がパンパンに膨らんでいる・吐きたそうだが何も吐かない
1.【 犬 】:
散歩後に夕食を食べた。特に変わった様子はなかったが、しばらくして急にお腹が張っている様子に気付いた。嘔吐の仕草をするが、吐物が出ない。苦しそうにハーハーしている。
→触診にて上腹部膨満、打診にて鼓音を認め、可視粘膜は蒼白でぐったりしている。レントゲン検査にて胃拡張・胃捻転症候群(GDV)と診断。血管確保し静脈点滴開始。緊急処置として胃の減圧のため胃穿刺・胃内ガスを抜去。心電図モニターにて不整脈確認。治療と並行し各種検査実施。
その後麻酔下で開腹し、胃捻転整復・胃固定の手術。脾臓も捻転しており、整復しても臓器として機能できないと判断し摘出。術後状態安定。翌朝かかりつけ病院様へ転院。
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ご費用例 合計(税抜) | 361,500円 | |
↑ガスで膨張し、捻じれた胃 ↑捻じれを戻し、胃洗浄を行った後、 胃を腹壁に固定 |